柚餅子(ゆべし)とは、ある一種の和菓子のことを指します。
一般的には、糯米(もちごめ)粉・味噌・醤油・砂糖・木の実などをまぜたものをゆずの実の中身をくりぬいた詰め、蒸して乾燥したものをいいます。
また、米粉にゆずの汁やすりおろした皮、味噌・砂糖などをまぜて固くこね、蒸してようかん状にしたものもそれにあたります。
源平時代の11世紀末~12世紀頃に初めて作られ、保存食や携帯食として親しまれるようになりました。
一説によると、昔の農家では子どものおやつとして食べられていたそうです。
そのおやつとは、お米の収穫の際に壊れたお米を米粉にし、お醤油やお砂糖と合わせ丸めて蒸していたものでした。
蒸す前に上から2本の指でぎゅっと押して飾りをつけていたと言われており、”指で押した”という動作から、”ゆべし”と命名されたそうです。
柚餅子の形、色、味は地域によって異なり、その発祥は東北地方ともいわれてます。
岐阜県の東濃地域では、定番のくるみやゆず味の柚餅子を食べられており、桃の節句のお供えや日常のお菓子として親しまれてきました。
山浜商店さんのくるみゆべしはとてももちもちした食感が食べ応えあります。
また、餅のほんのりした甘さとくるみ風味が美味しく小腹がすいたときには最適です。