「平成から令和 徹夜で祝う郡上おどり」

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CELEBRATING REIWA ERA | GUJO DANCE FESTIVAL

「平成から令和 徹夜で祝う郡上おどり」

『ーーー歴史的な瞬間をお祝いしようと

この夜、岐阜県、郡上市(日本)に1万5000人の人々が集まった。

日本では西暦とは別に「元号」という年の数え方があり、

明治時代以降は、日本の象徴である「天皇」が、代替わりするに伴って、元号が変えられている。

また明治時代以前は、大きな地震や洪水などの大災害があると、厄払いの意味も込め改元されることもあった。

2019年4月30日、125代目、昭仁(あきひと)天皇は生前退位をされ、

「平成」という時代は幕を閉じた。そして、

2019年5月1日、126代目天皇は、徳仁(なるひと)天皇となり、新元号は「令和」となった。

この日の夜、日本中で、新しい時代となる「令和」を祝福するためのカウントダウンが行われていた。

ここ、岐阜県郡上市八幡町、通称「郡上八幡」では、月明りに照らされた郡上城の麓で1万5000人の人々が一心に踊る姿があった。

ーーー郡上おどりは400年以上も続く歴史のある盆踊りだ。毎年夏の間に岐阜県郡上市八幡町で約2か月にわたって行われる。

特に8月13~16日のお盆期間中の4日間は、鉄や踊りと言って明け方まで踊り続け、4日間での動員数は約20万人にものぼる。

その昔、江戸時代に城主が当時の士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい」と奨励し年々盛んになったものが始まりと言われている。

そんな歴史背景から郡上おどりは観光客も地元の人も、だれもがひとつ輪になって踊るという楽しさがある。 郡上おどりとはまさに、

「見るおどり」ではなく「踊るおどり」なのだ。

人々が履いている下駄にも特徴がある。

地面をけり上げる際に出る「カッ」っというキレのいい音が肝心なので、踊りの常連客たちは、良い音のなる下駄を探し求めている。素材はヒノキ。

お盆の4日間徹夜おどりの日は、夜から明け方まで9時間踊り続ける。

地面を蹴りながら踊り続けるので、ヒノキの下駄はみるみるうちにすり減っていく。そのため、
この下駄の作り方にも、耐久性を高めるための職人の技が使われている。

多い人は1シーズンに3~4個もの下駄を新調するという。

この、「郡上おどり」は毎年7月中旬から9月上旬まで延べ32夜開催される日本三大盆踊りのひとつで、今では国から「重要無形民俗文化財」として指定されている。

2019年の春に行われたこの郡上おどりは、元号が平成から令和に改めたれることを祝い、

2019年4月30日午後7時から5月1日午前2時にかけて特別に開催された。

ーーー踊りに参加している人々は、郡上節を演奏する囃子の一団が乗る屋台を中心として時計回りに回る。

郡上節とは、盆踊りの歌のことをいい、「かわさき」「春駒」「三百」「ヤッチク」「古調かわさき」「げんげんばらばら」「猫の子」「さわぎ」「甚句」「まつさか」の10曲でそれぞれ異なる動きで踊る。

お囃子の音と下駄の音、

月明かりの照らされた郡上城、

そしてすぐそばを流れる吉田川のせせらぎ。

ここで夜通し踊り続ける人々の姿は

400年以上前から変わらず

たくさんの人々を魅了し続けている。』

アクセス

岐阜県郡上市八幡町島谷520−1