翡翠(ひすい)のような銀杏、イチョウの木は黄色い個性的な葉

銀杏並木 グルメ
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日本一の生産量『銀杏』

愛知県稲沢市、旧祖父江町は銀杏の生産量が日本一の地域です。約100年頃前から銀杏はお米の凶作時に備蓄食料として代わりに使われていました。明治34年頃(1901年頃)には食べる銀杏の実を収穫する為にイチョウの木が栽培が始まったそうです。祖父江町には樹齢約100年にもなるイチョウの木が多く存在します。

そんな祖父江町の銀杏は大粒でほんのりと苦みと甘みを併せもち、もっちりとした食感が特長です。
※銀杏とは、イチョウの木からなる胡桃のような茶色の実の事を言います。

薄い黄色の殻で覆われているのが種子、殻の中にある翡翠色した物が胚乳種で、私たちはその胚乳種の部分を食べています。

銀杏の袋詰

一般家庭の『銀杏』の調理方法と食べすぎ注意

一般的な調理方法はまず殻にある筋に少し割れ目を入れます。殻はとても固い為、金づちや銀杏を割る工具を使うと便利です。割れ目の入った銀杏と塩を封筒の中に入れ、封筒の口部分を2、3回折りたたみ、電子レンジで約1分加熱するだけです。銀杏は封筒に入れないと破裂する危険性があります。また、銀杏には独特の臭いがあり、銀杏毒もあるので食べ過ぎには注意です。

銀杏の写真

秋になると美しいイチョウの木、由来はどこから?

この銀杏が実るイチョウの木ですが、葉の形がアヒルの足跡に似ているので、中国語の鴨脚(イァチャオ)が少しずつ訛っていき「イチョウ」と命名されたそうです。

イチョウの葉は10月下旬頃から少しずつ鮮やかな黄土色に変わり、秋の暖かさを伝えてくれます。キラキラ深黄色の葉がまるで絨毯のように地面を覆い尽くす様子は、日本の四季「秋」の楽しみの1つです。

銀杏の写真
銀杏の写真