一度食べると誰もがとりこになる五平餅の魅力

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一度食べると誰もがとりこになる五平餅の魅力

その土地によって様々な形状や味がある五平餅とは

五平餅(ごへいもち)は、長野県の南部地方や、岐阜県、愛知県三河地方に伝わる郷土料理です。

五平餅の名前の由来は、一説によると、神に捧(ささ)げる「御幣」の形をしているので

この名がついたとされており、そこから「御幣餅」(ごへいもち)と称されているものもあります。

また別の説では、五兵衛(ごへい)という人物がご飯を潰(つぶ)して味噌をつけて焼いて食べたのが始まりと言われているものもあります。

お米が貴重(きちょう)だった昔は縁起物(えんぎもの)の料理として親しまれ、元々は家庭で来客のおもてなしとしてよく作られていました。

また、最近では、NHK朝のドラマ「半分、青い」で岐阜県恵那地方の団子型の五平餅は一躍有名になりました。

五平餅は、焼かれたもち米の香ばしい風味と、ナッツ風味の甘辛い味噌だれが特長的です。

味噌だれは濃厚な味わいなので、米やもちといった薄味(うすあじ)の食材と相性が良いです。

五平餅の形は地方によって違います。タレもその家ごとに伝えられていたそうです。ピーナッツ、くるみ、ゴマなどをすりこぎでつぶし(袋に入れて叩いて細かくする所もある)、しょうゆ、砂糖とともに練(ね)り込みます。地元ではお豆腐(とうふ)、こんにゃく、野菜にのせて食べています。またおにぎりの具材としても子供に大人気です。

実は一般家庭でも簡単に作れる

炊いたうるち米を水で濡(ぬ)らしたすりこ木で粒が少し残るくらい潰(つぶ)します。お米を竹や割りばしに握(にぎ)るようにしっかりくっつけわらじ型や団子型に固めます。形が整(ととの)ったら20分ほど乾(かわ)かした後、七輪、家庭ではオーブントースターでごげ目がつくくらい焼き、その後に味噌やしょう油ベースのタレを塗(ぬ)りまた少し焼きます。ご家庭でも簡単に作れるので一度試してみてください。

ドラマのおかげで買い求めやすくなった

お祭や屋台などで見かけることもあります

一般的には岐阜県のパーキングエリアや中部エリアの道の駅、スーパーのフードコートでも購入する事ができます。

また、愛知県、岐阜県の一部の喫茶店や専門店で五平餅を扱っているところもあります。

最近では、五平餅が有名になったおかげで通販やお土産店でお持ち帰りすることができるようになりました。

五平餅のタレだけ単品で売っている為、五平餅だけでなくその他の料理と合わせて楽しむことができますので、ぜひご家庭で中部地方の昔ながらの味を試してみてくださいね!