地元で愛される鶏ちゃん料理とは
可愛らしい名前の鶏ちゃんですが、その発祥は名湯として有名な岐阜県下呂(げろ)市と言われており、現在では東海エリア全域の各家庭でよく食べられています。
味噌や醤油をベースとしたタレに漬け込まれた鶏肉を、キャベツやもやしなどお好みの野菜とフライパンで炒めた料理で、甘辛く仕上がるので、ご飯やビールとの相性も抜群です!
また、とてもシンプルで調理も簡単な料理なので、地元ではBBQの際にもよく食べられています。
鶏ちゃんの成り立ちについて
そもそもの始まりは、下呂や郡上(ぐじょう)の田舎で鶏を飼育していましたが、鶏は1~2年で産卵しなくなってしまう為、この鶏を処分するのではなく全ての部位を活用したい。
そんな思いをもって試行錯誤(しこうさくご)して出来たのが鶏ちゃんでした。
また昔は食肉が貴重な食糧(しょくりょう)だった為、鶏ちゃんは特別な日に振る舞われる料理でした。昭和40年代頃から鶏ちゃん文化のなかった岐阜県美濃(みの)・北飛騨(きたひだ)地域の市場に流通し始め、平成に入る頃には名古屋など都市部へ広がり、客の好みによって味が変化と見た目の変化してゆきました。こうして鶏ちゃんの味付けや具材がお店や家庭ごとに異なっている為、いろんな味を楽しめます。
どこで購入可能か
現在ではスーパーの冷凍や冷蔵コーナーで一袋300円から販売されており、新しい味では「塩」、「ピリ辛」、「バジル」、「カレー」などあり手軽に購入ができます。
この料理の良いところは多彩なアレンジができるところ。
お手軽な郷土料理なので、ご自宅でぜひあなただけの「鶏ちゃん」を作ってみてください!